今日は雇用統計ショックともいえると思います。利上げ緩和観測が正直ここまで織り込まれてるとは思いませんでしたが、マーケットは本当に織り込んでたみたいです。それを完全否定されたことによって、指数の下落以上に地獄のような売りが終日はいってました。
また国債が買われればまだよかったのですが、国債までこの金利水準でも売られてしまうので、手の打ちようがないです。
米国株投資家もみあげ「【米国株】雇用統計ショック!利上げ緩和観測は完全消滅」をお楽しみください!
*投資判断はあくまで自己責任で
- マーケット総括
- 注目ニュース
- 雇用統計ショック
- 債券市場の流動性問題
- まとめ
マーケット総括
マーケット総括は下記ツイートとサマリーシートをご覧ください。
米国株10月7日
感想:今日はぼろ負け。ショートは怖くて入れず、ロングは全く勝ち目無しだった。
ダウ -2.11%
ナス -3.80%
SP500 -2.8%
ラッセル -2.87%
総括:雇用統計ショックで全面安
強セクター:
バリューvsグロース:#雇用統計 #米国株 #投資初心者 pic.twitter.com/iyJw5LO6Vu
— もみあげ🇺🇸 米国株投資 (@momiage0088) 2022年10月7日
注目ニュース
雇用統計ショック
・9 月失業率3.5% 予想 3.7%
・平均時給+0.31%前年比 +4.98%
・民間部門給与 +288,000、政府給与 -25,000
・非農業部門の雇用者数 +263,000 予想+255K
雇用統計の結果を受けて、大幅利上げ観測が強まったとありますが、11月75BPSは規定路線ですし、正直FRBがあそこまで利上げは継続するといってたのにも関わらず、マーケットが今日の下落を見ていると相当楽観的に利上げは継続しないと見込んでいたことになりました。雇用統計の数字がまた厄介で、先月の経済指標では雇用が落ち込みつつあるデータがあったのですが、今回で完全に否定されてしまった形です。
www.bloomberg.co.jp
債券市場の流動性問題
もう1つの大きな問題ですが、ここまで金利が上昇していても、債券の買い手が現れない事です。流石に金利水準が3.9%近くになると買いが入って安定するかと思いきや、ショートカバーをした程度にとどまったと思います。
連邦準備制度にとって今や最大の悪夢は、市場に介入し米国債を買い入れざるを得なくなることだ。金融政策と矛盾するにもかかわらず、介入しなければならなくなれば、苦しい立場に追い込まれる。その理由から規制・監督当局が市場の構造を是正する必要があると考える
債券市場の流動性は下記グラフのように、ほぼ最悪の状況に近くなっています。
www.bloomberg.co.jp
まとめ
それでは本日の「【米国株】雇用統計ショック!利上げ緩和観測は完全消滅」を纏めていきたいと思います。*投資判断はあくまで自己責任で
本音としてはここまで・・・楽観的な状況になっていたのかと驚いてます。本気で利上げ観測が後退するという見込みで上昇してたとしたら、それの逆流なので、またダウントレンドになってしまいそうです。それに気づけなかったのも強く反省しなければです。
またVIXがこれだけの地獄のような下げでもほとんど上がらなかったのも不安をよぎります。要はここからプットをまだまだ詰める状況という事にもなるので、更にインフレを強く意識する材料がでると下げが加速する可能性もあります。
週末じっくり今後の戦略を考えたいですね。1週間お疲れ様でした。
テクニカル視点でもちょっとチェックしておきます。
S&P500は3639.67。陰線での大きな下げですが、出来高はそこまで大きくないのが厄介です。
LQDは日足も小さい陰線です。状況的にこれでも債券が買われないのがきついですね。
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