Twitter($TWTR)の決算内容
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決算サマリー
EPS:$0.2(予想:$0.07)
売上高:$1.19B(予想:$1.06B)
🐦 $TWTR Twitter FY21 Q2
⭕️EPS: $0.20🆚$0.07
⭕️売上高: $1.19B(+74%)🆚$1.06B
▶️Highlights
– 広告売上高: $1.05B(+87%)
– データライセンス・他: $137M(+13%)
– 米国: $653M(+79%)
– 海外: $537M(+69%)
(1/2)
— ユーエスさん🇺🇸米国株投資🍺🥃🍷🍶⚽ (@us_stock_invest) July 22, 2021
売上推移
売上成長率(対前年同期比、対前期比)
粗利率推移
営業利益率推移
MDAU(Monetizable Daily Active User):百万人
最新バランスシート
Jack Dorsey CEOコメント
皆さん、ご参加いただきありがとう。好調なQ2の総売上高は11.9億ドルで、前年同期比+87%増となった。これは、出荷サイクルの高速化、営業活動の強化、および広告主からの幅広い需要の増加によるもの。MDAU(Manetizable daily active user)は2億600万に達し、前年同期比で+11%増加したが、これは当社のガイダンスおよび過去の季節性のトレンドに沿ったもの。当社は、3つの中核的な仕事、すなわち、何が起こっているかを伝える①ニュース、②議論、③会話、そして連携した機能とサービスのエコシステムを構築するつもりだ。
世界中のすべての人が、少なくとも最初の2つと3つ目を必要としている。このようなモデルを構築するのは簡単なことでは無いが、提供することで回復力を高め、世界的な価値を高めていくことができる。
ツイッター社と株主の皆様に関連するトレンドは3つある。AI、分散化、インターネット、そして最後に、ビットコインというグローバルな自国通貨へのアクセスだ。これらはすべて、私たちの仕事をより良くするものであり、私たちはそれぞれの分野で先頭に立つつもりだ。
エコシステムモデルでは、個人や企業の規模に関わらず、ツイート、返信、オーディオチャットへの移行、フォロワーの構築、ニュースレターの執筆、コンテンツへの課金、そして最終的にはサービスや商品の販売まで、すべてが1つのシンプルな流れの中で体験できるようになる。このサイクルの各部分は、おそらく他の部分を強化し、それ自身を積み重ねていくだろう。私はこの方法が他の場所でもうまくいっているのを見てきたが、Twitterではさらにうまくいくだろう。
主な質疑応答
アナリスト
「ジャックは、ビットコインがTwitterに深く統合されていく様子、特にスーパーフォローやSpacesなどの新しい製品について、そしてそれが時間の経過とともにTwitterのエンゲージメントとマネタイズの両方をどのように促進していくかについて、もう少し話していただけないだろうか?」
ジャックドーシーCEO
「私は、通貨を持つというユースケースに焦点を当てるのではなく、ビットコインが常にベストであり、実際にその役割のためにベストな候補でありたいと考えている。そこに焦点を当てるべきだ。インターネットに固有の通貨、グローバルな通貨があれば、Super Follows、eコマース、Subscription、Tip Jarなどの製品をより早く提供することができ、地球上のすべての人にリーチすることができる。これは私たちの未来の大きな部分を占めていると思う。特に、ソーシャルメディアのマークを分散より経済的なインセンティブを与えることを考えると、通貨以外にも多くのイノベーションが期待できると思う。したがって、Twitter社とTwitter社の株主にとって、この分野に目を向け、積極的に投資し続けることは非常に重要だ。」
アナリスト
「Twitter Blue(サブスクリプション)のグローバル展開はいつ頃を予定しているか教えて欲しい。」
ジャックドーシーCEO
「私たちは、できるだけ多くのことを学び、できるだけ早く習得したいと考えている。そこで、学習に最適だと確信している2つの市場(オーストラリア/カナダ)から始めた。最初の機能パッケージは、小規模なものから始めた。そのため、多くの理論を検証し、それに基づいて構築することができたと思う。今、私たちがやろうとしているのは、安心して全世界に展開でき、安心して課金できる適切な製品を見つけ出すこと。もちろん、我々が検討していることはすべてテーブルの上にある。確かに、機能を求める個人向けのカテゴリーと、ビジネスやTwitterで収益を上げようとする人向けの機能のカテゴリーがあるが、これらはかなり大きなバンドルになると考えている。私たちはまだ学習段階にある。私たちはできる限り早く行動しているが、どこにでも展開する前に、サブスクリプションで何を得られるのかを明確に伝えるようにしたいと思う。」
総括、まとめ
ツイッター、素晴らしい決算でした。EPS,売上,ガイダンスも全て◎。最重要の経営指標であるMDAUも- 全体: 206M(+11%) – 米国: 37M(+3%) – 海外: 169M(+13%)とまずまずの数字を出してきました。季節性のため+11%にとどまったという説明でしたが、EPSも徐々に向上していることもあり、昨今のツイッター社の新たな取り組みによる種まきが徐々に刈り取りのフェーズにきている感覚があります。
SquareとのCEOを兼任するジャックドーシーCEOですが、昨今両社の決算における発言を見ていると、共通するワードが出てきます。それは世界の共通通貨の思想を持つ”ビットコイン”と、”中小企業支援”や”エコシステム”。フィンテックとSNSですが、ビットコインによってSpace, Subscription, Superfollowなど多くのマネタイズが共通通貨があればワールドワイドで仕組みの導入が容易になります。広告についても中小企業の支援を重要視している発言がありました。エコシステムという言葉もSquareと同様にSNSの環境においても多用しています。今はオーストラリアとカナダでしか展開していないTwitter Blue(サブスク)の今後の展開にも注目です。
徐々にツイッター社とスクエア社それぞれのエコシステムが連動することもあり得そうな未来をジャックドーシーCEOは見ているのかも