米国株のIPO・SPACブームはバブルか?SPACを知ろう!

米国株分析イメージ

 先週は特にIPOラッシュになったと思う。上場して直ぐに株価が初期設定の2-3倍まで上昇するのが続いて、企業も投機家も大儲けできたのが先週だった気がする。

 

元々IPOバブルの可能性は警鐘されてきたんだけど、これほどまでにIPOに資金が集まるようになったのはSPACの存在が非常に大きいと言える。そのSPACを今回は簡単に説明していきたいと思うよ。

 

AIに投資して直ぐに逃げたもみあげですよろしくね!

 

絶対についていけない!怖すぎると思ってるモアです。(笑) 

 

では米国株投資家もみあげとモアの「米国株のIPO・SPACブームはバブルか?SPACを知ろう!」をお楽しみください!

 

  • SPACとは?
    • SPACとは
    • SPACの仕組み
    • SPAC件数の推移
    •  SPACのIPO件数の推移
    • SPACの2019年・2020年比較
    • 直近のIPO結果
    • ロブロックス【RBLX】IPO延期
    • 参考資料
  • IPOバブルか?
  • まとめ

 

SPACとは?
SPACとは

 

英語のSpecial Purpose Acquisition Companyの略。特別買収目的会社。自らは事業を営んでおらず、未公開会社や他社の事業を買収することのみを目的として株式を公開する企業。

 

買収先を見つけると、その会社と合併する。事業を営む買収先が存続会社となって、上場会社となる。2年程度で買収先を見つけられなければ、投資家に資金を返す仕組みになっていることが多い。投資家はSPACの運営者の目利きを信頼して投資する。

 

SPACの仕組み

 

SPACが上場を目指す企業を買収する。SPACマネージャーの目利きを信じて投資家は投資することになる。上場後はSPACは基本的に表に出てこない。

 

 

◆メリット◆  

・価格の不確実性が排除

・短期間で上場

・通常のIPOと比較して膨大な資料などを企業が準備する必要がなく、企業側も積極的に利用。

・投資家のオプトアウトが可能で、提案されたターゲット会社に対する株主投票をめぐり、株式を償還できる上、利子を受け取れるということだ。→現在は反対投票なしにオプトアウトが可能。

 

需要が高い状況なら、企業・SPAC・投資家のすべてにとってwin-win-winの状況になる。(現在のような状況ですね。)

 

 

◆デメリット◆  

・低金利で資金が集まりやすい状況なので、SPAC側も企業側も上場を焦っているとは思うので、今の株価が適正値になる事は難しい状況。

・SPAC側が上場した場合に株式の20%位は取得するので、その分株価は引き上げられる。投資家が投資した場合には通常のIPOより更に割高で投資することになる。

 

通常のIPOより高値になりやすいって事かー。更に状況を味方につけれるっていう部分が今年のSPACのブームを助長してるって事ね。

 

SPAC件数の推移
 SPACのIPO件数の推移

リーマンショック前も60件近くのSPCA利用があったのか、そして2019年からまた急増してる!2020年なんて凄い事になっている。

 

この件数の増加から1999年のテックバブルにも似てるって言われる位だしね。そういわれても仕方がないような過熱感は確かにあるよ。

 

SPACの2019年・2020年比較

SPACの件数は2019年と比較するとなんと3倍近くの件数になっているんだよ。更に金額としては5倍近くになっている。IPOバブルだといわれるのはこういったデータからだよね。

 

直近のIPO結果

 

◆IPO3社データ◆  

・シースリーエーアイ【AI】  AIアプリケーションのソフトウェア開発

公募 $42 →初日高値 $115、2日目に40%近く上昇($131)

・ドアダッシュ【DASH】 アプリを利用した食事宅配サービス

公募$102→初日高値 $195

評価額の650憶ドル

 

・エアビーアンドビー【ABNB】 民泊プラットフォーム

公募 $56 and $60→初日高値 $165

評価額の970億ドルは全米のホテル企業の市場価格とほぼ同額

 

どの企業も2倍近くになってるー!!っていうかAIなんて3倍以上。これは公募時点で投資していた投資家や企業にとってはとんでもない資金効率を達成した事なんだな。。。

 

そして今年のIPO企業で特徴的なのは、ある程度株価が安定した後はその後公募を実施するっていう事だね。そういった意味でロックアップが終わった後や公募が終わった後に本当の意味で長期投資を狙うのも有効だと思う。

 

*ロックアップ:株式等の募集や売出しを実施した後の需給関係を安定させることを目的として、発行者や大株主等と主幹事証券会社との間で、その後一定期間にわたり原則として株式等の新規発行や売却を行わないことについて合意することをいいます。

 

ロブロックス【RBLX】IPO延期

 直近のIPOの過熱感の中でロブロックスの動きは凄く象徴的だなと思ったので、紹介しておくね。僕は逆にロブロックスは今後期待してもいいんじゃないかって思ってしまった。

 

Robloxは今後のIPOを来年まで延期することを決定。理由としては会社の関係者は、今週DoorDa

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もみあげ

もみあげ

数万人のフォロワーを持つ在米の投資家さんです。毎日のように情報発信されています。投資をはじめたのが数年前とは信じられないほど、ものすごい勉強家の方。相場ウォッチャーとして必見。

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