米国株は上昇!雇用統計は悪いがFRB金融支援を期待か!?

米国株は上昇!ダウ+0.18% ナス+1.03% SP500+0.55% ラッセル-0.25% もみ+3.22%。ラッセルのみが下落となっています。これは本日発表した雇用統計も関係してそうです。また途中で全面安になる事態も発生しています。

 

今週は本当にお疲れ様でした。あまりにも早い上昇スピードについていけない米国株投資家も多かったんじゃないでしょうか。週末はゆっくりしてくださいね。

 

本日は雇用統計の発表があり内容は悪かったのですが、金融支援の後押しをより強調することになり株価は上昇しています。但し途中で国会でまたも騒動があり一旦全面安にもなっていました。 

 

それとは対照的にFRBは今の状況をしっかり支える方向性も示してくれています。

 

 

米国株投資家もみあげの「米国株は上昇!雇用統計は悪いがFRB金融支援を期待か!?」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

 

  • 雇用統計(悪い)
  • 米国国会騒動(ネガティブ)
  • FRBの方針(ポジティブ)
  • 各指数関係の動き
    •  各指数
    •  SPY出来高
    • QQQ・VOO出来高 
  • マーケット状況
    • セクター状況 
    • 主要銘柄の状況
  • コロナ状況
    • 米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
    • 米国コロナ死者数推移(1週間平均)
  • まとめ 

雇用統計(悪い)

雇用統計(12月)22:30
結果 -14.0万人
予想 5.0万人 前回 33.6万人(24.5万人から修正)(非農業部門雇用者数)
結果 6.7%
予想 6.8% 前回 6.7%(失業率)
結果 0.8%
予想 0.2% 前回 0.3%(平均時給(前月比))
結果 5.1%
予想 4.5% 前回 4.4%(平均時給(前年比))

 

12月米雇用統計 詳細 労働参加率は61.5%と前回と同水準

民間部門雇用者数
結果 -9.5万人
予想 1.3万人 前回 41.7万人(34.4万人から修正)

製造業雇用者数
結果 3.8万人
予想 1.6万人 前回 3.5万人(2.7万人から修正)

週平均労働時間
結果 34.7
予想 34.8 前回 34.8

労働参加率
結果 61.5%
予想 61.5% 前回 61.5%

https://fx.minkabu.jp/news/171319

 

雇用統計は製造業部門はISMでも状況が良かったので問題ないですが、それ以外が非常に良くないです。ただこの雇用統計は逆にFRBの金融支援を手堅いものにする効果があるために、逆に株価上昇の後押しになるという状況を作り出しています。

 

米国国会騒動(ネガティブ)

今日も国会で騒動がありました。昨日とはまた違った形です。

 

ペロシ氏は、トランプ氏が核兵器を発射しようとした場合に備えて、安全策が用意されているという保証をしたと報道されています。

トランプ氏が国会を去らないという場合に備えての、準備が行われてる形です。この国会騒動でマーケットが不安定に陥ってしまっています。

この揉め事は正式な大統領の交代日である1月21日まで継続する可能性があります。

 

FRBの方針(ポジティブ)

今日の雇用統計を受けて前もってFRBの副議長であるクラリダさんが国債の買取ペースを遅らせることは直近ない事を発言しています。非常に重要です。要はFRBは金融市場を支えるという事です。金利も上昇しているのでこういった動きは絶対にチェックした方がいいです。

FRBクラリダ副議長のコメント
✅ 今のところ、今年の残りの期間を通じて現在の購入ペースを維持することが私の期待だ。債券購入のペースを遅らせる時期は「かなり先のこと」だ。
✅市場の暴落を回避するために、FRBがイールドカーブのコントロールを迅速に解き放つことを期待してください。 https://t.co/8WTJB0jdsQ

— 🇺🇸Caster.T2@米国投資の慧眼 (@Caster_T2) 2021年1月8日

 

 

 

各指数関係の動き
 各指数

・CRB指数+0.60%(172.31→173.35)

・大豆油指数▲0.27%(43.82→43.67)

・原油価格50.91→52.60ドル/バレル

・ゴールド1913→1847(▲3.51%)

・10年債1.081→1.12(+3.79%)+4.1bp(1bp=0.01%)

・実質金利 2日前▲0.39→1日前▲0.33

→実質金利も10年債の売却で上昇しています。

*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。

・VIX指数▲10.77% (22.37)→▲3.62% (21.56)

・HYG+0.29% →+0.15% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)

 

先物が相変わらず堅調です。よって簡単には崩れていないですが、気になるのがドル高と金利です。これによってゴールドも下落しています。10年債の売却が関係してると思うので、来週長期債の入札が行われる予定。

 

FRBクラリダさんはバランスシート縮小はまだ先といっていますが、入札次第でシナリオが変更になる可能性があるので、その点は注意です。 

 

 

 

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もみあげ

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数万人のフォロワーを持つ在米の投資家さんです。毎日のように情報発信されています。投資をはじめたのが数年前とは信じられないほど、ものすごい勉強家の方。相場ウォッチャーとして必見。

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