米国株は急落からの反発!ショートとショートカバーで揺れ動く

米国株は急落からの急回復!ダウ+1.85% ナス+1.55% SP500+1.95% ラッセル+2.11% もみ-5.69% 。午前中はHFなどの売り攻勢、そこからのショートカバー。午後はマーケット自体が出来高が落ちて、そのまま上昇といった形になったと思います。

 

今日が底だったか?それは判断が非常に難しいです。月曜日をチェックしないと何ともいえません。今日の上昇で資金が少しはいって、またショート攻勢が来てもおかしくないからです。

 

米国株投資家もみあげの「米国株は急落からの反発!ショートとショートカバーで揺れ動く」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

 

  • 各指数関係の動き
    •  各指数
    •  SPY出来高
    • QQQ・VOO出来高 
    • 中小株出来高
  • マーケット状況
    • セクター状況 
    • 主要銘柄の状況
  • まとめ 

 

各指数関係の動き
 各指数

・CRB指数+1.42%(190.75→193.45)

・原油価格64.20→66.30ドル/バレル

・ゴールド1698.8→1699.2(▲1.12%)

・5年債0.777→0.795(+2.78%)+5.8bp

・10年債1.545→1.564(+1.49%)+1.9bp(1bp=0.01%)

・実質金利 1日前0.00→本日▲0.02

*長期実質金利平均。長期実質金利平均:長期実質金利平均は、残存期間が 10 年以上のすべての発行済み TIPS の買値実質利回りの非加重平均であり、長期実質金利の代理として使用することを意図している。

・VIX指数+7.12%(28.56)→▲13.69%(24.66)

→一時VIXは30にまで上昇。

・HYG▲0.38%→▲0.30% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)

 

 金利水準に変動はあまりないですが、VIXが大きく揺れ動いています。VIXの数字を見るとなんてことはない何も調整されてなかったという結果になっています。これが逆に気味の悪さでもあります。

 

本当の調整ならVIXがこの程度じゃすまないですし、この辺りが余計に判断を難しくしてる原因になると思います。金利も1.6に近づいてるので、来週はその辺りも注意だと思います。

 

 

 

 SPY出来高

S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。

SPYの出来高は昨日より大きく上昇です。ショート・ショートカバーこれの繰り返しでした。引けにかけて戻していますが、決して買いが多く入ったわけではなく、スカスカの状況で戻されたという感じだと思います。

 

QQQ・VOO出来高 

QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。

QQQの出来高は大幅に上昇です。こちらもSPYと同じ動きだったと思います。

 

VOOの出来高も上昇です。こちらもしっかりショートもショートカバーも入ってる形になります。個人もショート傾向にあるのがわかると思います。

中小株出来高

ラッセルは出来高はほぼ変わらずです。こちらはショート・ショートカバーの反動そのままで、他と比較すると買いは入ってないように見えます。(あまりにもショートが多くて、ショートマックスも多かったのかもです。)

 

マーケット状況
セクター状況 

 

上昇セクター)

テスラを除いてほぼすべての銘柄が上昇している形になります。反転の可能性もありますが、あまりにも極端すぎて、不気味な感じもします。今週の状況に何か変動もあったわけでもないので、見極めが重要になりそうです。特に原油価格の上昇に伴ってエネルギー関係が好調です。

 

下落セクター)

テスラと中小トレンド株が下落していました。引けにかけてもどしていますが、今週分の下落を取り返せるような反発でもなく、先行きは不透明なままだと思います。

https://finviz.com/map.ashx?t=sec

 

主要銘柄の状況

 

AAPL: パフォ(本日+1.07% 1日前▲1.58% )

機関投資家比率 本日58% 1日前58%

→出来高は昨日より下落です。ショート・ショートカバー・少しの買い、これが混合してるような状況です。

 

AMZN:パフォ(本日+0.77% 1日前▲0.91%)

機関投資家比率 本日57% 1日前57%

→出来高は昨日と同じです。こちらもアップルと同じ状況だと思います。

 

TSLA: パフォ(本日▲3.78% 1日前▲4.86%)

機関投資家比率  本日40% 1日前40%

→出来高は昨日より更に上昇です。多分テスラが最もショート・ショートカバーの流れで狙われてると思います。逆に言うとテスラが戻せないと中小グロースは厳しいかもしれないです。この点は要注意です。

  

まとめ 

では「米国株は急落からの反発!ショートとショートカバーで揺れ動く」をまとめていきますね!

 

 

来週は非常に難しくなると思います。来週の展望でまた別途まとめますが、今日の引けが余計に不安にさせます。あまりにも単純に引けに買いが入ってしまったので、寄り付いてからショートの可能性も想定させます。

 

また来週は実は重要なイベントが盛り沢山なんです。転換点が来る可能性もあるのでその辺もしっかり考察していきたいと思います。

 

とにかく1週間疲れたと思うので、ゆっくり休んでくださいな。

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もみあげ

もみあげ

数万人のフォロワーを持つ在米の投資家さんです。毎日のように情報発信されています。投資をはじめたのが数年前とは信じられないほど、ものすごい勉強家の方。相場ウォッチャーとして必見。

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