【20/9月期】 テスラ($TSLA)決算発表。CEOコメント、質疑応答まとめ

Tesla($TSLA)の決算内容

テスラ決算

Teslaの決算、EPS、売上ともに予想を上回る好決算を発表しました。

Q3’20 EPS $0.76 予想+$0.19
売上 $8.77B (+39.2% Y/Y) 予想+$410M
時間外株価+4.5%上昇

イーロンマスクCEOが決算発表において語ったコメントや、アナリストとの質疑応答を中心に、以下ブログ記事にまとめていますので、ご参考にしてください。

決算サマリー

  2020年9月期 2019年9月期
売上 $8,771M $6,303M
営業利益 $809M $261M
営業利益率 9.2% 4.1%
純利益 $331M $143M

営業利益、営業利益率推移

EPS(一株当たり利益)推移

最新バランスシート

主な経営指標

フリーキャッシュフローは過去最高の14億ドル。営業キャッシュフローは24億ドルと大きく伸ばしています。5期連続の黒字化、納車台数の伸びも素晴らしいです。

生産、納車台数

生産、納車台数ともにQoQ,YoYにおいて飛躍的な成長を見せています。テスラの決算でもっとも重要な経営指標です。

建設中のGIGA FACTORY(ベルリン、テキサス)

イーロンマスクCEO コメント

Q3は過去最高の四半期だった。 記録的な生産と納車台数、売上、記録的な純利益をGAAPとNon GAAPの両方で達成し、フリーキャッシュフローの14億ドルを達成した。

これは、テスラチームの素晴らしい業務遂行によるものだ。このような素晴らしいグループと一緒に仕事ができることを誇りに思っている。世界中で、本当にすばらしいパフォーマンスを発揮している。

■バッテリーデイ
私たちはバッテリー・デイを開催した。私たちは、将来的にどのようにしてコア・バッテリー技術、コア・セル技術において、製造技術レベルでの最も重要な改善を行うことができるかについて計画を発表した。私が過去から言っているように、Teslaの長期的な競争力はManufacturing(製造)にあると思っている。

チームがバッテリーについて長い間取り組んできたことを発表した。私たちは一歩下がって、電池をゼロから考え直したいと思っていた。基本的な物理学の観点から見て、市場の他の製品と比較するのではなく、技術の限界は何かについて常に追求を重ねてきた。そして、私たちはそれに対してかなり良いアプローチをしてきたと思う。

私たちは、電池の設計と製造の重要な部分のすべてについて解決策を検討してきた。私たちはそれを繰り返し、コアセルとバッテリー技術を飛躍的に改善していく。その結果、数年後には、コストが半分になり、必要な資本支出が現在の3分の1以下になるバッテリーが実現すると考えている。そして、ギガ・ベルリンでは、私たちの最初の電池セルの大規模生産ラインを見ることができると期待している。

■自動運転のベータ版リリースについて。
自動運転チームは、本当にオールスターのようなチームだ。私はオートパイロットチームと多くの時間を過ごした。そのチームには本当に才能のある人たちがたくさんいて、ベータリリースのために一生懸命働いてくれた。

彼らのハードワークには本当に感謝している。昨日の夜にベータ版を公開して、様子を見ながら、今週末か来週の初めにはもっと多くの人に公開したいと思っている。徐々にステップアップしていき、できれば今年末までには広くリリースできるようにしたい。もちろん、システムがより多くのデータを収集すればするほど、より強固なものになっていくだろう。100万台以上の車が、特にシミュレーションでは思いつかないようなレアケースについてのフィードバックを提供してくれている。

また、これには高精細な地図や携帯電話の接続は必要ない。このシステムは、接続が全くなくても、行ったことのない場所にいても、テスラがない場所にいても、人間と同じように車が運転できるように設計されている。それが私たちが開発しているシステムだ。

■ギガファクトリーについて
3つの主要な工場の建設が進んでいる。上海の大幅な拡張を続けているが、これは信じられないほど順調に進んでいる。テスラ中国のチームは信じられないほど優秀。超頭が良くて、一生懸命働く。テスラ中国チームの進歩にはいつも驚かされる。そして、ベルリンとテキサス、そしてオースティンでもギガを建設中で、そこでも順調に進んでいる。

ベルリンとオースティンについては、来年にはこれらの工場からの納車が始まると予想している。製造業をあまり経験したことがない人は、工場を持ってしまえば、電源を入れればすぐに稼働すると思ってしまうことがある。しかし、一般的には生産能力に達するまでに約12ヶ月から18ヶ月かかる。これは特に新技術の場合では、非常に早い水準。現実的には、12ヶ月から24ヶ月と言ってもいいだろう。

■最後に
ベストな会社とは、素晴らしい製品を手頃な価格で作っている会社のことだと思っている。それが私たちの目標。テスラの将来について、今日ほど楽観的な気持ちになったことは無い。また、これまで支えてくださった投資家の皆様にも感謝している。これからも良いことがたくさんあると思う

CFO コメント

当期純利益では、第5四半期連続で過去最高の売上を達成し、営業利益率は2桁台となった。

排ガス規制のクレジット売上が増加し、前年同期比で2倍以上の伸び($397M)を示している。

(筆者補足:アメリカでは、特定の州において、自動車メーカーはある一定の比率の販売を地球温暖化ガスを排出しない電気自動車にすることを義務づけられている。達成できないメーカーは罰金を払うか、達成しているメーカーからクレジットを購入しなければならない、テスラは電気自動車比率100%のため、トヨタなどに対してクレジットを販売している。→売上がそのまま利益に

自動車の粗利益率については、排ガス規制のクレジット売上を含め、18.7%から23.7%へと大幅に上昇した。

エネルギー貯蔵とソーラーの分野では引き続き力強い成長が見込まれる。メガパックは同事業の大きな成長セグメントになると思われ、製品がフルキ

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OKU

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米国グロース株に投資されているブロガーさん。各決算を詳しくブログに書いてくださっています。

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