米国上場企業分析 | Sea Limited (SE)

IPO米国株イメージ

 本日はシンガポール(法人登記はケイマン諸島)のSea Limited(SE)について調べてみたいと思います。同社は東南アジア諸国にてオンラインゲームやEコマース、電子決済などのサービスを提供している会社です。2017年に米国で上場した会社で、上場前は中国のテンセントが大株主として40%弱の持分を持っておりその支援もありオンラインゲームで大きく売上を伸ばしてきていた会社でした。
 しかし上場後はEコマースの売上増加が凄まじく、2017年の上場時点ではほぼ売上が無かったEコマースも上手く行くと今年中には四半期売上でオンラインゲームに追いつくのではないかという所まで来ています。オンラインゲームは2020年2Q決算では売上高YoY61%成長、Eコマースの売上高YoY111%成長と稀にみる高成長を続けている企業になります。尚、上場直前まではGarenaという同社のオンラインゲームのブランドがそのまま社名になっていたのですが、上場のタイミングで今の社名に変更しています。(SeaはSoutheast Asiaです)

 東南アジアの今後の人口ボーナスや所得の増加、全世界的なオンラインコンテンツ・Eコマースの成長など様々なプラス要因が重なり急成長を遂げている会社ですので、どの様な会社なのかを色々と調べて見たいと思っています。例によって以下の目論見書やし直近の決算発表資料などをベースに調べていきますが、ちょっと今回は財務面の分析は少なめです(財務面は申し分ないのであまりそこを細かく分析する必要が無いのと、単純にあまり執筆に時間を取れていないという理由です…)

424(B)(4)www.sec.

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neko

neko

野良猫と謙遜されていますが、グロース株を中心とした分析はピカイチ。幅広い知識をもとに高い次元のレベルで分析されています。

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