【23/4月期】クラウドストライク($CRWD)が2023年4月期の決算を発表:CEOのコメントと質疑応答の要点

クラウドストライクの会社概要

CrowdStrikeは、アメリカ合衆国カリフォルニア州に本社を置くサイバーセキュリティ企業です。同社は、クラウドベースのエンドポイント保護ソリューションを提供し、企業や組織がサイバー攻撃からの防御と対応を行うことを支援しています。

CrowdStrikeは、2011年にジョージア工科大学出身の二人の創業者、ジョージ・カーツ、ドミトリー・アルペロビッチによって設立されました。同社は、クラウドベースのセキュリティプラットフォーム「Falcon Platform」を開発し、エンドポイント保護、インシデント対応、脅威インテリジェンスなどの機能を提供しています。

Falcon Platformは、AI(人工知能)と機械学習技術を活用して、リアルタイムでの脅威検知と防御を行います。このプラットフォームにより、様々なサイバー攻撃やマルウェアに対して高度な保護が可能となります。

CrowdStrikeは、グローバルなお客様に対してサービスを提供しており、企業や政府機関、教育機関など幅広い業界で利用されています。同社は、セキュリティインシデントへの対応支援や脅威インテリジェンスの提供においても評価が高く、クラウドベースのセキュリティソリューションとして業界のリーディングカンパニーの一つとされています。

CrowdStrikeは、セキュリティの専門知識と革新的なテクノロジーを組み合わせて、顧客のデータとネットワークを保護することに注力しています。その評判と信頼性から、多くの組織がCrowdStrikeのサービスを採用しており、サイバーセキュリティ分野でのリーダー企業として確立しています。

Crowdstrike($CRWD)の決算内容
決算サマリー

🛡️ $CRWD CrowdStrike FY24 Q1

⭕️EPS: $0.57(+84%)🆚$0.51
⭕️売上高: $692.6M(+42%)🆚$677.4M

▶️Highlights
◼️ARR: $2.73B (+42%)📈

◼️サブスクリプション売上高: $651.2M (+42%)📈
🔸Non-GAAP サブスクリプション gross margin: 80% (前年同期: 79%)

▶️ガイダンス
Q2
⭕️EPS: $0.56🆚$0.54… pic.twitter.com/EFbw9GyZXv

— ユーエスさん🇺🇸米国株投資🍺🥃🍷🍶⚽ (@us_stock_invest) May 31, 2023

$CRWD クラウドストライク FY24Q1決算
⭕️EPS $0.57(予想 $0.51)
⭕️売上高 $692.6M(予想 $677.37M)

四半期(Q2)ガイダンス
⭕️EPS $0.54~$0.57(予想 $0.54)
⭕️売上高 $717.2M~$727.4M(予想 $718.9M)

通年(FY24)ガイダンス
⭕️EPS $2.32~$2.43(予想 $2.32)
⭕️売上高 $3.0005B~$3.00367B(予想 $3B) pic.twitter.com/Htf7ujcTpH

— こば (@koba_kobba) May 31, 2023

売上推移

売上成長率

ガイダンスがYoY+35と予想はBeatしましたが若干弱めです。

純利益推移

Non GAAP EPS 

バランスシート

決算まとめ 本文

AI、統合、クラウドという3つのメガトレンドが続く中で、CrowdStrikeが明確かつ持続可能な優位性を持っていると考える理由を中心にコメントさせていただく。

AI
https://ir.crowdstrike.com/static-files/ab091d98-6fd1-4344-b58e-b69a47d68786

まず、AIについて。CrowdStrikeは創業以来、AIを活用してより良い顧客成果や自社ビジネスの効率化を推進する最前線にあり、今後もそうあり続けるだろう。業界をリードする検知と迅速な修復をお客様に提供するだけでなく、AIを活用することで、コストを削減し、より高い利益率を実現することができた。AIが当社の財務モデルに利益をもたらしている一例として、Falcon Completeが挙げられる。何年も前からAIを活用することで、その事業を急速に拡大し、会社全体の粗利益率を上回る優れた製品マージンを持つリーダー的なポジションを獲得することができた。私たちがマネージド・オファリングで達成したマージンプロファイルと規模は、AIにおける私たちのイノベーションなしには不可能だっただろう。

他の企業が今まさにAIのバンドワゴンに飛び乗っている中、私たちは創業時からAIを活用したクラウド事業でサイバーセキュリティを変革してきた。生成AIは世界を変えつつあり、セキュリティも例外ではない。大規模言語モデル(LLM)は、学習させた日付と同じ程度の性能しかなく、人間が注釈を付けたコンテンツミックスは、より良い顧客成果をもたらす最高の学習データとして、データの優位性と、そのデータから得られるコンテキストに依存している。

LLMは時間の経過とともにコモディティ化すると予想されるが、LLMを訓練するためのデータはそうではない。CrowdStrikeは、この新しいテクノロジーから利益を得るためのユニークな立場にある。私たちのデータセットはペタバイトに及び、世界中のセンサーから毎日何兆もの新しいイベントを捕捉している。さらに、10年以上にわたる攻撃データと脅威のグラフ、OverWatchによる高品質の人的分析、完全なインテリジェンスとインシデント対応サービスを組み合わせることで、比類のない遠隔測定が実現する。

B2Bの生成AI研究開発企業との最近の提携拡大

この顧客は、自社のソリューションをサポートするためにパブリッククラウドのリソースを大幅に活用しており、また、敵がクライアント環境を侵害することによって他の企業が直面した危険性を認識している。このお客様は、この小さなチームをフルマネージドでサポートし、マルチクラウド環境においてクラウドランタイムの保護と部分的な監視

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OKU

OKU

米国グロース株に投資されているブロガーさん。各決算を詳しくブログに書いてくださっています。

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