米国株は今週はSP500・ナスダック・ラッセル2000が最高値を付けたよ!素晴らしい事だね。2月暴落説もあった中で、この状況は想定外だったという人も多いのでは?よって今週は今の状況をまとめてみようと思うよ。
ただ注意して欲しいのはまとめてみてるのであって今後も更なる上昇を約束する事でもなんでもない。メディアとかで何を言われてるか、参考程度に読んで欲しい。
普段の記事よりこっちの方がラクチンだったり。。(笑)
相変わらずもみさんがどうしてこの分野が好きなのか理解できない(笑)
では米国株投資家もみあげとモアの「米国株の今週の総括!最高値達成・経済・雇用・救済案」をお楽しみください!
- PER(過去のデータが当てにならない)
- 10年債は最低水準
- 経済データ
- バイデン政権救済案への期待
- 見通し引き上げ
- 要約(経済データの重要性)
- 参考資料
- まとめ
PER(過去のデータが当てにならない)
今週のナスダック・SP500、更にラッセルまで最高値を達成した状況を過去に例を当てはめようとすると、過去から推測するのがどれだけ難しいかわかるとおもいます。シラーPERを1つ例に挙げて紹介するね。
*シラーPER:ノーベル経済学賞受賞者のロバート・シラー教授が考案した指数で、CAPEレシオとも呼ばれる。株価の割高・割安を測る指標の一種で、過去10年間の1株あたり純利益の平均値をインフレ率で調整した実質純利益でPER(株価収益率)を計算する。
過去100年間のシラーPER
https://www.gurufocus.com/shiller-PE.php
うっわ!こんなのみるとそりゃ怖くてしょうがないって事になっちゃう。35.39って2000年の43.2に次ぐ高さってことじゃないですか!逆にこれで暴落が来ても誰もが暴落くるに決まってるっていいそう。
まー。そういわれそうだね。笑。だから参考程度に捉えて欲しいっていってるんだよ。PERとかだけみちゃうとそうなっちゃうよね。じゃー次は債券の状況ね。
10年債は最低水準
じゃーさっきPERを見せたけど、今度は10年債を100年レベルでみてみようか。考え方が180度変わってくると思うから。
10年債金利推移
え。。。。10年債の金利って100年近くでみたらこんなレベルなの?金利が低いという事はインフレ率も低いと考えると今暴落するってそもそもあり得ない気が。。。
ってなってくるよね。100年単位でみるのは極端だけど、それでも20-30年でみてもまだ非常に低い水準。
10年インフレ率推移
10 Year Real Interest Rate
10年インフレ率の推移を見てもまだまだ低水準。過去最低レベルでとどまってしまってる。-1.02%だからね。(実質金利は現在は-0.36%)要は複合的に見ないと今回の最高値も全く意味が分からないって事。
実際にこれだけの情報でわかったつもりにも僕もなれないし、そんな偉そうな気持ちにもなれない。ただ暴落したらしたで、理由付けできる要素は沢山あるって事。最も重要なポイントは下記
◆重要ポイント◆
イールドカーブ(国債の短期満期から長期満期までのグラフ)は、ここ数年で最も急激に上向きに傾斜しています。これは長期債の利回りが上昇した結果であり、ベンチマークの10年債は1.17%と最近の取引レンジの最高値に近く、30年債は1.98%と約1年ぶりに2%に近づきました。(2年債と10年債の金利差は先週は2年10年カーブで1%ポイント以上の上昇を記録)
→債券市場がより強い経済成長とインフレ率の上昇を期待していることを示す典型的な兆候
Daily Treasury Yield Curve Rates
このイールドカーブのスティープ化はどうして起きてるか、経済データとそれに準じたバイデン救済案の進捗が関係してると思うよ。(もちろんそれ以外にも米国以外の債券市場の状況も影響を与えてるけど、ここでは割愛)
*長期金利が短期金利に比べて大幅に高い状況では、イールドカーブの傾きが急となりスティープ化
経済データ
◆経済データ◆
ネガティブ
1月の非農業部門雇用者数が予想よりも4万9,000人少ない増加
12月の雇用損失は当初報告されていた14万人から22万7,000人に修正
失業率は先月の6.7%から6.3%に低下したが、主に労働力参加率の低下が原因
ポジティブ
供給管理研究所のサービス調査は予想を上回っただけでなく、新規受注と雇用の構成要素は今後のさらなる成長を示唆し、耐久財受注も予想を上回った。
雇用や失業率は数字上は良くない。ただ依然として需要は非常に強い状況にある事がわかっていて、レストランなど以外は高い需要があるにも関わらず労働力が足りてないという状況。レストラン以外はどうしても専門性も必要になるし、雇用が追い付いてないみたいです。
バイデン政権救済案への期待
◆救済案進捗◆
金曜日には、ジョー・バイデン大統領の1.9兆ドルの財政救済計画を共和党議員の投票なしで承認するプロセスを開始することを両院が投票した。’→共和党の反対があったとしても法律上で現行の提案を可決される可能性が高い。
・バイデン大統領が金曜日、左派の多くが支持する15ドルの連邦最低賃金が含まれていない可能性が高いことを示した提案の予算の概要を承認。<