米国株は全体的に軟調!CARES法延長拒否とコロナ感染拡大で

米国株は全体的に軟調へ!ダウ-0.75% ナス-0.42% SP500-0.68% ラッセル+0.07% もみ+2.3%となっています。今日はナスダックが一時プラスになりましたが、引け間際に利確が大量に入って全体的に軟調になりました。

 

Cares法延長拒否とコロナ感染拡大によってダウとSP500は終始調子が悪かったです。ナスダックは金利下落もあって、プラス圏を移行していたのですが、GAFAMには相変わらず資金が入らず、一部ハイテクグロース株以外は下落しました。

 

唯一ラッセルがプラス圏なのは株価が大きく崩れていない事を想定できるので、明るい材料だと思います。

 

米国株投資家もみあげの「米国株は全体的に軟調!CARES法延長拒否とコロナ感染拡大で」をお楽しみください!

 

*投資判断はあくまで自己責任で 

 

  • CARES法(緊急融資)延長を拒否
  • 各指数関係の動き
    •  各指数
    •  SPY出来高
    • QQQ出来高 
  • マーケット状況
    • セクター状況 
    • 主要銘柄の状況
  • コロナ状況(深刻)
    • 米国コロナ感染者数推移(1週間平均)
    • 米国コロナ死者数推移
  • まとめ 

CARES法(緊急融資)延長を拒否

 

財務省はFRBのCARES法緊急融資プログラムのうち5つの延長を拒否、ムニューチン氏は未使用資金の返還をFRBに要請  

BREAKING: Treasury declines to extend 5 of the Fed’s CARES Act emergency lending programs; Mnuchin asks Fed to return unused funds https://t.co/PMrEt7ehkA

— CNBC Now (@CNBCnow) 2020年11月19日

こちらのヘッドラインで時間外にダウが急落していました。オープン前には戻しましたが、この報道で考えなくてはいけないのは、

 

・中小企業支援が弱くなる→中小企業の財務的に弱い企業の生き残りがきつくなる

・社債関係にもダメージが出る可能性があり、特に投資不適格債(ジャンク債)の動向を注視する必要がある。

・FRBが上記に従ってQE量(10年債買い取り)を増やす可能性がある。(金利が下落する、株価にはプラスに働く可能性あり)

 

こういった流れが起こる可能性があるので、しっかり状況を見極めていきたいです。

 

各指数関係の動き
 各指数

・CRB指数+0.73%(155.03→156.16)

・大豆油指数▲0.41%(38.85→38.65)

・原油価格42.07→42.51ドル/バレル

・ゴールド1866→1872(+0.41%)

・10年債0.870→0.857(▲1.88%)▲1.3bp(1bp=0.01%)

10年債は上述の理由により、金利が下落しています。

・VIX指数▲4.24% (22.84)→▲2.03% (22.65)

・HYG+0.37%→▲0.16% (炭鉱のカナリアとして、目安として▲1%が発生したら警戒です。)

 

先物関係は相変わらず崩れてはいません。銅などは今日2%程上昇しています。VIXも23程度で指数は下落していますが、マーケット状況としては悲観はしてないと言った事になりそうです。

 

上述のCARES法に関して影響したのかHYGが下落しています。今後動向を注視した方がいいですね。ただそれでもラッセル指数は強いので、マーケットも悲観的になりすぎてないと考えられます。

 

 

 SPY出来高

S&P500で最も出来高が多い【SPY】を確認してみます。SPYがVOOの出来高の約20倍なのでマーケット動向をチェックするには非常に役立ちます。

 

 

4日前の出来高

 10日平均 91,091,818 vs 1日 66,730,103

3日前の出来高

 10日平均 89,939,102 vs 1日 60,057,773

2日前の出来高

 10日平均 87,220,783 vs 1日 59,713,569

1日前の出来高

 10日平均 81,583,943 vs 1日 53,088,543

本日の出来高

 10日平均 79,374,063 vs 1日 52,275,466

 

SPYの出来高は殆ど変わらずです。この状況だと方向性も読めず、機関・大口の資金は入ってこないですね。月末リバランスの兼ね合いもありますし、出来高はなかなか増えそうもありません。

 

QQQ出来高 

QQQは機関投資家よりも個人の動向をチェックするためにも使っています。後はハイテクの動向ですね。VOOも個人の動向チェックだと考えてください。

 

 

4日前の出来高

 10日平均 50,339,600 vs 1日28,174,625 (VOO2,980,324)

3日前の出来高

 10日平均 49,357,695 vs 1日21,463,273 (VOO2,907,230)

2日前の出来高

 10日平均 47,181,627 vs 1日26,691,940 (VOO2,578,097)

1日前の出来高

 10日平均 42,415,768 vs 1日21,275,926(VOO2,881,718)

本日の出来高

 10日平均 39,482,192 vs 1日24,364,705(VOO2,135,681)

 

QQQで出来高が少し増えています。逆にVOOは下落です。インデックス系は本当に出来高が重いです。方向性が見えないと追加投資しずらい状況とは個人も思ってるという事で

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もみあげ

もみあげ

数万人のフォロワーを持つ在米の投資家さんです。毎日のように情報発信されています。投資をはじめたのが数年前とは信じられないほど、ものすごい勉強家の方。相場ウォッチャーとして必見。

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